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2008年2月 8日 (金)

できる登記は自分でしよう(住所変更登記)

さて、今度は住所変更登記。これも難しいことはありません。住民票とって、必要な住所を変えるだけ。フォーマットもお役所のページでダウンロードできます。でも気を付けることが一つ。土地と建物を別々に買っている場合、すでに土地のローンが組んであることが多いです。うちの場合、銀行の抵当が2つ付いていました。この抵当の住所変更も必要です。登録免許税は一件1000円。私の場合、土地と抵当×2で3000円必要だったことになります。

過去形なのは土地の住所変更しかしなかったから。銀行ローンを実行するときの抵当権設定と一緒にお金を取られてしまったので気付きました・・・。住民票は「原本還付」にしましょうね。こうすれば次の登記でも使えます。

2008年1月25日 (金)

できる登記は自分でしよう(滅失登記)

さて、今回は登記の話です。不動産を買ったら絶対にやらないといけないことの一つです。いや、全部やらなくてもいいんだけど、やらないと銀行はお金を貸してくれません。普通は司法書士にお任せしてしまうのですが、この金額もバカにならないので自分でできるものは自分でしました。

自分で行った登記は、
①滅失登記
②住所変更登記
③表題登記
④保存登記
の4つです。

詳しい登記の仕方は「自分で」「登記」などで検索すればいくらでも説明してくれるページが見つかるのでそちらへお願いするとして、苦労した点などを記載していきます。

○すべての登記に共通
登記書類を作成したらいきなり提出するのではなく、まず相談窓口で確認してください。少なくとも横浜法務局栄出張所の職員は丁寧に対応してくれました。役所で「お客様のご意向は」などという台詞を聞いたのはびっくりしました。①の登記の提出時に②の相談、というように次の登記の相談ができると法務局へ行く回数が減らせてGoodです。
それから、住民票のように何度も使う書類や、建築確認済み証等手元にないと困る書類は「原本還付請求」をしてください。住民票の値段も何枚も取るとバカになりません。
申請書は正副必要と説明しているところが多いですが、法務局がオンライン局になっている場合、副本を必要としないようです。

①滅失登記
古い家の登記が残っていては新しい家の登記が出来ませんので、まずこちらをします。滅失してしまえば住所変更する必要もないので②住所変更登記よりも先に行いましょう。建物にも銀行の抵当権がついているので、抵当権者にあらかじめ相談をしておく必要があります。うちの場合、新しい家の融資申込みをした時点で銀行から滅失登記の許可が下りました。銀行からは特に覚書等はもらいませんでしたが、法務局で銀行の支店と担当者名を聞かれました。法務局から電話で確認をするそうです。
申請書類自体は非常に簡単。特に難しい書類を作る必要はなく、解体業者から必要な書類を集めて、申請書を作るだけです。

さて、文章ばっかりで長くなっちゃいました。②住所変更登記は次回に回します。

2008年1月12日 (土)

12月上旬まで

さて、床が下がったかどうかですったもんだしているうちに、左官の人が仕事が始められるんだかわからない状態になってしまいました。いったん仕事を始めてもらったのですが、やっぱり待ってなんてことになってしまって怒った左官の人が手をひいてしまいました。

他の左官といってもかなり無理を言って来てもらったので他の人を探すのもなかなか難しい。もうしかたがないので塗り壁をあきらめてクロス貼りにすることにしました。ただ、全部クロスだと吸湿性がないので、一部の壁を吸湿性のある壁用タイルにしました。
P1030494
ちょっとわかりにくいですが、壁にタイルが貼ってあるのがわかるでしょうか。これが珪藻土や漆喰よりも吸湿性のあるタイルです。お値段も高めなのですが、クロスにした分値段が下がっているのでトータルはあまり変わらなくなります。

こちらはダイニングの壁に作り付けのベンチです。
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この前にダイニングテーブルが来ます。ベンチの下は物入れになっていて、長物もしまえるようになっています。窓には転落防止のステンパイプが取り付けてあります。

さて、実際にクロス貼りが始まったのが12月の上旬~中旬。クロス屋さんが「こんなのすぐに終わりますよ」なんて言ってたのですが日数がかかるかかる。
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大工も同じこと言っていたのですが、土地にあわせてななめになったところが多いこの家は規模の割に手間がかかるそうです。普通の四角四角に作った家だと木工事でもクロスでもいろんな部材がそのまんま入るけど、この家の場合いちいち合わせながらになるから大変なんだそう。申し訳ありませんががんばってください。

ほとんどは普及版の白いクロスですが、寝室だけはちょっとだけ値をはりました。
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壁はほぼすべて吸湿タイルにして、天井も網っぽい高級なクロスです。天井に入っているのは古民家から持って来た小さな障子。これを天井に埋め込んで照明にしています。押入れの天袋部分はこれまた骨董の欄間。天袋として開ける事はできませんが、通風と意匠をかねたものにしています。

結局クロス貼りが終わったのが12月15日。今まで石膏ボード剥き出しだったので見違えるようです。
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LDKの天井にも寝室と同じく小さな障子を使った照明を埋め込んでいます。

さて、いよいよ内装まで終わりましたので、今度は登記関係を進めていきます。

2008年1月 7日 (月)

一大事

さて、前回「一大事が発覚!」などというあおり文句で思わせぶりなことを書きましたが、何が起ったのか。起ったことが端的にわかる写真がこれ。
P1030402
え?なんだかわからないって?

奥の紺色の箱がキッチンユニットですが、その手前に横たわっている木に着目してください。一番左端が養生シート越しに床に接していますが、真中辺が浮いています。右端まで写真に入っていませんが、右端も床に接しています。つまり、真中で床が沈んでいる・・・。

一番真中辺でメジャーをあててみると、
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9mmほど沈んでいるのがわかります。やってはいませんがこれだけ沈んでると、ビー玉を転がせばここにたまるはず。

大工さんからの指摘で判明し、建築家のOさんに電話を入れたときの第一声は「床材を立てて床に置いて隙間ができるって言っても、床材もばらつきがありますからねぇ」でした。あー、呆れたこと。床材ひっくり返しても同じように隙間が空くんですけど。それとも床材が鼓のような形にカットしてあるとでも?!

まぁ、でも呼び出して現物確認させて非を認めさせました。結局のところ、このときにいたるまで自分の発注をしたプレカットが自分の起こした構造設計と合っているかの確認をしていなかったこと、途中で梁を太いものに変えたつもりだったが、実際には細い梁のまま発注していたことなどずさんな設計が明らかになっています。構造設計についてはOさんが自ら行っているわけではなく、構造設計の専門の設計士に再委託しています。この再委託先の設計士も含めて非を認めていただきました。

床がたわむことはあっても、とりあえず床が抜けることはないということで、すぐに家が壊れるなどの心配はありません。もちろん、構造的な欠陥ですから、設計士の責任において修復してもらうことにはなっています。この件についてはどう補修するかは、この記事を書いている時点でも決着は付いていません。もうすぐ入居ですが、この件について決着がつくのは入居してからになりそうです。

2007年12月20日 (木)

11月中旬まで

あれからは家づくりも仕事も本当に忙しく、更新もままなりませんでした。まぁいろいろごたごたもあり、どこまで書いてよいものやらってことがあったってのも事実です。ただ、家の方は大工の中村さんが本当に良くしてくれて、だいぶ完成してきています。

写真中心に、経過を追いかけていきます。

足場が取れたことで外構とベランダの工事ができました。
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ベランダの手すりは子供が小さいこともあり高めの手すりを付けてもらっています。

玄関前は入り口よりも高く土が盛ってあったので、雨水が入り込まないように早めに手をつけたかったところです。
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玄関から道路に向かってゆっくり水勾配を取って雨仕舞をしてもらっています。

全景写真です。
P1030357
仮設トイレも撤去して、新しい車庫に車を止められるようになりました。

新たな設計ミスもいろいろ出てきます。
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洗面所の棚なのですが、引き戸にだいぶかかっています。何のために大きな開口部を取っているのか全然意味がなくなってしまっています。

ここは、基礎と大引きのプレカットが大きくずれていたところです。コンクリートを打ち増ししたのですが、今度は室内に大きく張り出してしまいました。
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大工さんがうまく納めてくれたので、見た目はあまり気にならなくなっています。

収納は家具を支給したり、作り付けの棚を作ってもらったりしました。
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廊下のタンスは壁に固定されています。その手前には作り付けのキャビネットが出来上がります。

そしてこの後、洗面室で支給の家具を設置していく中で、一大事が発覚するのです。

2007年10月30日 (火)

足場はずれました。

最近、仕事が大忙しでなかなかブログを更新する暇もありませんが、家の方はちゃくちゃくと進んでいます。先週末には大きな動きがありました。

なんと、足場が外れました。なかなか破風板や樋が付けられずにいたのですが、なんとかここまでやっていた感じです。

早速の外観。
P1030068
外壁は窯業系サイディングで基本的に黒です。シックでいい感じでしょ。

東側は大きく窓を取っています。
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下がインナーテラスで上がリビングダイニングです。まだベランダの手すりはありません。

中もどんどん進んでいます。キッチンも設置されました。
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キッチン脇の壁はもっと空間をかけたかったのですが、電気配線類を考えるとこのくらいしか空かないとのことです。

内装も石膏ボード貼りがどんどん進んでいきます。据え付けの家具を設置したら時期に左官の出番です。

2007年10月19日 (金)

自主監理になりました

あれからも図面が間違っていたり、段取りが悪くて現場が困ってしまいことが続出してしまいました。外壁や屋根屋も古くて間違った図面しかもらっていなくて、現場に来てから足りないものがいっぱい判明しました。大工はもう建築家とは口を利かないという始末。図面は間違っている、現場との意思疎通はできない、ということでOさんとはすったもんだした挙句、監理を外れてもらうことにしました。図面もずさんでそのままでは家が建たないので実施設計分も清算してもらわなければなりません。

とはいえ上棟まで済ませた家。とりあえず屋根や柱は建っているのですから、現場合わせで大工主導で作っていってもらうことになりました。元請けがいないので、業者の段取りは自分たちでするしかありません。自主監理ってやつですね。あー、今までいろいろトラブルありましたが、これ以上なにが起きるって言うんだろう。

でも、何とかなるっていうか、大工の段取りの下、少しずつ家は出来てきています。ちょっとずつ取り溜めした写真を紹介。

屋根を張っているところです。
P1020863
下には天窓が見えます。

外壁は黒の窯業系サイディング。
P1020868
まだこれは半分しか貼っていませんね。

電気配線も入っています。
P1020880
通す隙間もないので、針に穴を開けざるを得ません(泣)

さて、これはなんでしょう。
P1020893
なんと男性用トイレ。便器の大きさを考慮せずに窓を計画したため、便器と窓がかぶさってしまいます。仕方がないのでトイレは狭くなりますが壁を内側に立てて、そこに便器を設置することになりました。新築の家なのにぶっさいくなトイレになってしまいました。窓の開閉もやりにくそうです。

玄関のタイルも貼られました。
P1020953
急にすっきりした感じです。

階段もつきました。
P1020956
この日は上半分。今は全部ついているそうです。

3階のフローリングも完了。
P1020957
石膏ボードを搬入できないので壁よりも先に床の施工になっています。

2階の寝室の建具も据え付けています。
P1020962
右側の階段の下も物入れです。

今は石膏ボードも搬入したので、これから壁作りですね。しばらくブログも書けていませんでしたが、少しずつ家は進んでいます。

2007年9月30日 (日)

それでも家は出来ていく

さて、思わずOさんに対する愚痴を書いてしまいましたが、それでも家作りは進んでいきます。

まず、お風呂が入りました。
P1020828
暖色系の暖かそうなお風呂にしましたが、 写真でわかるでしょうか?

天井もくみ上げ始めています。
P1020841
ベランダに面したサッシも入りました。

天窓も付きました。
P1020842
問題は、屋根のガルバリウムがまだ来ていないこと。天窓の雨仕舞がまだできていないので、雨漏りしています。

2階の方も天井を作り始めています。
P1020849
天井を梁ぎりぎりまであげています。これはなぜかというと、図面の天井高は梁の太さを考慮しておらず、図面通りではぜんぜん天井が納まらないためです。配線などを通す余地がなく、梁に穴を開けざるを得ませんが、それでも建築申請図面より天井が下がってしまうそうです。

これは3階も同様で聞いている話よりもずっとずっと天井高が下がっています。窓も天井の高さが図面と合わないため、納めるのに苦労したそうです。平面図上では一見収まってそうに見えるけれど、実際現場を合わせて見ると全然寸法が合わないところだらけです。そんな状態ではありますが、そこはベテラン大工の中村さん。「いまさら柱や梁は動かせないが、その中で最大限スペースを取れるように納めますよ」と言ってくれています。一度請け負ってしまった家は、なんとか最後まで仕上げようという気概が頼もしいです。

問題となっていた玄関サッシも付きました。
P1020850
外壁も防水シートが張りめぐられたのがわかります。玄関サッシはまだ付けただけで下から支えていないので敷居を間違って踏むのは厳禁です。

2007年9月25日 (火)

現場主義

さて、建築もいろいろ進んでくると、思いもしなかった問題も起きてきます。

何が一番困ったかって、玄関が収まらない。もともと基礎の配筋を始めたときに、玄関部分を立ち下げているようには見えず、指摘したところでようやく玄関部分を立ち下げました。今思えばあの時点で計画をしっかり確認しておけばよかったのかも知れません。

プレカットの木材が入って上棟がありましたが、これも入り口がない。大引きが玄関のところにまで横たわっています。大引きは木材なので、アンカーボルトを確認してノコで切断。しかし今度は玄関の立ち下げ部分の幅が狭く、横幅を広げるために基礎をはつりました。

最大の難関は敷居。玄関のタタキよりも50mm以上も高く、明らかにまたがないと出入りできません。床高を抑えている関係で、2階床はタタキからの高さが30mmしかないのですから、このままでは一度水が入ったら家の中が深さ20mmのプールになってしまいます。

Oさん曰く、「雨水を升まで流すのに玄関前を通してぐるっと家を一周させる必要があり、配管の一番低いところから勾配を確保していくと、敷居の高さをここまであげないと屋根の雨水が流れなくなってしまいます」とのこと。屋根の雨水の処理も大事ですが、玄関からの浸水はどうしたらいいんですかぁ?大体、もらっている図面では敷居はこんなに高くなく、搬入されている玄関サッシもそれに合わせてありますから、玄関サッシも入りません。つまり、はじめから計画されたことではなく、やってみたらこうなったということです。

大工さん、設備屋さん合わせてすったもんだした挙句、雨水計画は見直しで玄関前は雨水配管を通さずに南北に振り分けることとし、玄関から道路までは傾斜をとって水が流れるようにすることとなりました。(一部は浸透升を設置して誘導)

雨水を南北に振り分けることにした代償は南側の雨水配管が基礎との取り合いの関係で地中に埋められず、地上に出てしまうこと。あまり美しくなく、物がぶつかって破損するリスクが高くなるなどの欠点はありますが、隣家との境界であり、人がほとんど入らないスペースです。玄関が収まらないことに比べればたいした問題ではないということでこの方法で行くようにお願いしました。

この問題で発覚したのは、Oさんの細かい部分のチェックが粗いこと。お風呂の排水スペースもなく、やはり一部基礎をはつる必要がありますし、2階の電気配線を引き回すスペースもなく、どこか梁に穴を開ける必要がでそうです。予定していたドアが入らないところもあり、これも既製品から特注品に変更です。

Oさん的には「図面でちゃんと指示してあり、それで収まるはず」というのですが、家なんて誤差が10mm程度はすぐに起きてしまうもの。現場を確認して修正、調整を取っていかなければならないはずなのに、なんだか現場の人とはあまりコミュニケーションが取れていない模様。これからも問題が起きないか非常に不安です。施主自ら細かくチェックして行くしかないのかなぁ。工務店任せの仕事しかした事のない建築家なら仕方がないのかもしれませんが、もともとの触れ込みが「分離発注の経験あり」なのですから、もっときちっとして欲しいものです。

2007年9月22日 (土)

サッシ来ました

ようやくですが、サッシも入り始めました。2階の配管も始まっています。

排水パイプの様子。
P1020782
床下の高さがないので、勾配もぎりぎりです。

2階の床は後回しになっていましたが、廊下の床は張り始めています。窓のサッシも入っています。
P1020795
白い板が立てかけてあるのは防蟻兼断熱材です。

リビングからベランダ方向を写した写真です。窓のサッシも入っています。P1020786 窓のサッシも入っています。ベランダの防水工事がまだなので、吐き出し窓はまだ入れられていません。

来週26日は中間検査です。これから建具、電気、設備、いろいろな人たちが入っていきます。サイディングも床も入ってきて、急に家らしくなっていくはずです。

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